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「はじめてのはいぞく」新入社員の一人暮らし物語
見ず知らずの土地、はじめての一人暮らし
4月、うららかな日和。
今日から私は地元を離れ、新天地であるここ長野市で一人生きていくのだ。
出身地とは、景色も気温も、周りから聞こえてくる言葉のイントネーションも違う。ついでにいうとエスカレーターの立ち位置さえ違う。
「ああ、ここは本当に見ず知らずの土地なんだ・・・」そんなことを考えながら、期待と不安を胸に新居に向かう。はじめての一人暮らしだ。
アパートが見えてきた。まだ何も無い部屋。これから引っ越しの受け入れをし、生活用品を調え、足りない家具を買い・・・一人でやるのは大変かも。いや、そもそもどこに買いに行けば良いのかさえわからない。これまで実家でなんだかんだ親に面倒見てもらってきたし、私は果たしてここでやっていけるのだろうか!?
次の瞬間、そんな不安な気持ちは一目散に逃げ去った。
「お~~い!高浜さーん!!こっちこっち!」
驚いてドアの方を見ると、見た目からエネルギッシュな女性が手をバタバタ振りながら叫んでいる。一瞬で先輩だとわかった。私も駆け寄る。
『お世話様です!』
「ようこそ長野へ!もうライフラインの開栓作業は終わったからね!あ、あと引越しの荷物も来たから入れておいたよ。家電の説明書、ここに置いとくね。ダンボール広げる前に、まずは今の部屋の傷チェックからしておいたほうがいいよ!」
何と段取りの素晴らしいこと。親より頼りになるではないか。
後々わかったことだが、これは毎年恒例で受け継がれてきた、先輩社員が新人の面倒を初日から見るという当グループの社風の一幕である。
その後も、
「初日から夕飯作るのも大変でしょ!?部署の皆で一緒にご飯いこう!」
「最初はどこに買い物行っていいかわかんないよね?一通り案内するよ!」
「家具で足りないものある?週末私車出すから一緒に見に行こう!」
買い物に連れて行っていただく道中でも、
「ここのランチはおいしいし、かなりコスパ良いよ!」
「お花を買うならあっちのスーパーより、ここの方が良いかな」
「手帳、社会人に相応しいものってわからないよね。一緒に見てみる?」
「はじめての土地だから、最初は地図持ってた方が良いよ!私のオススメあるからこのあと見てみよう!」
『はい!ありがとうございます!!』
最初からこんなにスムーズに生活が整い、何の心配もなく仕事に全力になれたのも本当に先輩方のおかげだと心から思った。
あれから4年。今度は私が新卒を迎え入れる側になった
「お~~い!中田さーん!!こっちこっち!」
あのときからずっと私が感じているのは、ただ先輩方がやってくださっただけでなく、一つ一つ意味を教えていただきながら、全て考えの中でしていただいたということ。そしてそれをずっとつないできたということ。自分が基礎から教えていただいた挨拶をすることの意味や食事の席での振舞いを次に伝え、自分の時間やお金を後輩にも投資する、その分だけ後輩に愛着が生まれる。こういった「ファミリー」としての組織に対する考え方も綜合キャリアグループの強みである。
先輩にやっていいただいたことを、今度は後輩へ。
私が先輩にやっていただいたことを挙げれば、
・アパートのライフライン開栓手続
・引越し荷物の搬入
・初日の夕食に連れて行っていただく
・近くのスーパーへ買い出し
・家具の買い出し
・仕事に必要なもの買い出し(地図、名刺入れ、手帳など基本的なところから)
・その土地の名所案内
等々、きりが無い。
そして、今度は自分が先輩として後輩を見る番。先輩にここまで良くしていただいた感謝の気持ちを、いかに後輩に返していけるか。
「中田さん、初日から夕飯作るのも大変でしょ!?部署の皆で一緒にご飯いこう!」
新たな仲間との出会いと、
当時の先輩に近づく成長した自分との出会いを感じるからこそ
毎年、春は楽しみになる。
チョ突さくら
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