
五感を研ぎ澄ませ、小さな異常も見逃さない
設備管理は繊細な仕事設備管理は『バックヤードで機械を相手にする仕事』という肉体労働系のイメージがあるかもしれませんが、実際は凄く繊細な仕事です。
施設には電気や空調など数多くの設備があり、それぞれに役割と機能があります。
そして、快適な環境を作り出すためには、すべての設備が正しく動作していなければなりません。
特に商業施設での設備管理は、常に五感を研ぎ澄ませておく必要があります。
「温度は最適か」「照明は眩しくないか」「異臭はしないか」「床は剥がれていないか」など、小さな異常も見逃すことはできません。
なぜなら、この小さな綻びが大事故に繋がりかねないからです。
お客様に、安心で快適な環境と安全を提供することこそが、設備管理の重要な使命。
繊細でありながら『施設全体を自分が動かす!』そんなヤリガイのある仕事です。
また当社では、一般的なビルメンテナンス業よりも、幅広い分野での経験を積むことが可能です。
例えば、建設部門で売場のレイアウト変更や設備更新を行う際には、現場監督的な立場で携われるなど、
これもアイングならではの面白さではないでしょうか。
マネジャーとして現場を統括現在、私が行っている仕事は、全国約80箇所の商業施設における設備管理業務のマネジメント。
当社のクライアントには、主に2つの大きな流通グループがあり、それぞれの特色に合わせた管理を行っています。
しかし、依頼されたことをただ遂行するだけでは、成長できません。
時代の変化に応じて、省エネ化や作業の効率化などを推進し、積極的に新しい提案を発信していくことも、私の重要な任務の一つです。
そして、今の目標は「優秀なメンバーを育て、全体のレベルアップを図る」こと。
私自身まだまだ学ぶことが沢山あるので、色々な事をインプット・アウトプットしながら、
アイング全体のレベルアップに繋げたいと考えています。
うまくいくことばかりではありませんが、大きな達成感を得ることができるこの仕事に出会えて、本当に良かったと思っています。
アイングだからこそ、自由にのびのびと取り組めたということもあるかも知れませんね(笑)
町野さんがアイングに入社したのは2005年。
当時は別のビルメンテナンス会社に勤めていて、現場責任者の立場だったといいます。
副社長(現社長)が町野さんと話をしているうちに一緒に仕事がしたくなったそうで、
「町野君の好きにやってくれていいから」と当社に誘われたそうです。
その時にとても驚いた表情を浮かべた顔を「今でもはっきりと覚えている」と副社長(現社長)は言っていました。
後から聞いた話ですが、あの時は「未熟な自分に対して大胆な会社だなと驚きつつも、
期待されていることが凄く嬉しかった」そうです。
もちろん「好きにやっていい」という裏には、副社長(現社長)の大きな期待が込められていました。
町野さんは現在49歳。その期待に今でも確実に答え続けて、入社10年目にして執行役員となりました。
優れた業務力だけでなく、上の立場になっても決して偉ぶることがない、その人間性にも学ぶことが非常に多い頼もしい存在です。

商業施設の安全・安心を、かげで支える
商業施設の警備の求められるもの警備の仕事は、お客様と施設の安全・安心を守ることにあります。
それに加え、アイングの警備部門は、
「どうしたらお客様に喜んでいただけるか?」「施設の価値を向上させていくためには何をすれば良いか」
など、警備本来の役割だけでなく、接客サービスやホスピタリ精神も必要だと考えて実行しています。
例えば、駐車場の警備員は車で来店されるお客様と最初に接することになるので、元気な挨拶と丁寧な誘導でお迎えすること。
また、店内を巡回するときには常に笑顔を心掛け、困っているお客様を見かけたら率先してお声掛けするよう徹底しています。
その他、日頃からクライアントの方針や店舗の問題点についても自分なりの考えを待ち、
他の人では気づけない『警備ならではの視点』を持つことにも注力しています。
警備の仕事は決して華やかではありませんが、たくさんのものをかげで支える、無くてはならないもの。
人の役に立てる、喜んでいただけるという、大きなヤリガイがあります。
人員の採用・配置から数値管理まで幅広い役割を担う私がアイングを選んだのは、教育体制がしっかりしているということが理由の一つ。
実際に、入社時研修ではビジネスマナーなどの基礎をしっかりと学べ、その後も先輩社員がマンツーマンで丁寧に指導してくれました。
不安に思うこともありましたが、精神面のサポートもしっかりしていただいたおかげで、
安心して仕事に取り組めたことを、今でもしっかりと覚えています。
そんな私も現在では、保安マネジャー代行として警備員20名程のマネジメントをしています。
人員配置や作業割当、採用、教育など、現場業務が円滑に進むように努めると共に、数値管理など会社の売上や利益に貢献する役割も担っています。
当初は人を教育することの難しさに戸惑いましたが、最近ではそれぞれの個性を尊重し、
能力を見極めながら育てていくことで共に成長できる楽しさを知り、非常にやりがいを感じています。
将来は、大規模商業施設の保安マネジャーになり「現場責任者」として活躍したいので、しっかり目標を持って頑張っていきます。
警備業務の1つに万引き対策があります。
テレビの密着警察24時などに出てくる『万引きGメン』あのイメージです。
横倉さんは、「万引き対策は、お店の財産を守るという警備にとって非常に重要な仕事であると共に、とてもデリケートなものだ」と言います。
それは万が一、間違いを起こしてお客様とクライアントにご迷惑をかける事があってはならないからです。
だからこそ、警備のプロとして防犯カメラの設置位置提案などから携わり、お客様の安全を一から守っています。
これからも、初心忘れるべからずの気持ちを持って、お客様に安全を届けてください。

最高レベルの美観を創造・維持するチームリーダー
清掃は快適な空間を創造する清掃の仕事は、施設に来店されたお客様に快適な空間を提供し続けること。
多くの方が利用する施設では、毎日汚れが蓄積していきます。
それらを放置すると環境がどんどん悪化していき、病気や感染症などのリスクも高まるので、
きちんと清掃が行き届いているということはとても重要。
また、建物内の衛生環境が整えられるだけでなく、美観を維持することにもつながるのです。
一口に清掃と言っても実はとても奥が深く、ただ拭いたり掃いたりするだけではありません。
特に商業施設の場合は、季節や天候、時間帯、ご利用いただくお客様層によって注意しなければならない点が大きく異なります。
汚染箇所を重点的に、乾拭きや水拭き、仕上げ拭き、各種洗剤やワックス、ダストモップなど、
気候や材質に合わせて最適なものを使用して行います。もちろん、清掃作業によって建物に傷がつかないようにする配慮も必要。
清掃は、決められた時間で仕上げなければならないので、そこは大変ですが、
汚れている場所が自分の力で綺麗になったという達成感を得られ、ヤリガイに繋がる仕事です。
清掃部門から人事担当へ少し前まで、私は約45名のスタッフを管理する商業施設の現場責任者をしていました。
1日のイベントスケジュールや個々の能力、人間関係にも配慮しながら、円滑に業務が進むようにシフトを組んだり、他部門との打合せも重要な仕事。
特にシフトは、人員配置や作業手順を計画的に組まなければ、時間内に作業を終えることはできません。
お客様に対し「時間が無かった」などの言い訳は一切許されないという、
責任者としての大きなプレッシャーを感じながらもヤリガイを持って取り組んでいました。
そして、その時の目標は、自分が現場責任者を務める店舗の美観を表彰されるレベルまで引上げること。
「アイングの管理店舗はいつどこへ行っても綺麗だ」と言われるようになることが目標であり、私の喜びでもありました。
現在は人事部サブマネジャーとしていろいろ学びながら、今までの経験を基に現場がはたきやすい環境を守るため、日々奮闘しています。
まだまだ失敗もたくさんありますが、私らしくのびのびとやってます(笑)
三浦さんは入社後3年間の現場経験を積んだのち、エリアマネジャーとして本社へ異動となりました。
エリアマネジャーは、複数現場の美観や数値管理をし、店舗責任者に指示を出す立場。
「相手の立場に立って行動する」日頃からよく聞く言葉ですが、実践することは意外と難しいことですよね。
彼女もそこで失敗。相手の立場に立った指示ができなかったのです。
忙しい現場にとって、責任者の予定を無視した指示の出し方はNG。働く仲間への気遣いが少し足りなかったようです。
しかし、その経験をしっかり活かして仲間から信頼されるまでに成長しました。
今では人事として活躍中です。

ホスピタリティあふれる商業施設を育てていく
トレーナーとしてスタッフを教育。開店を成功させる現在、インフォメーショントレーナーとして約20名のスタッフの教育や新店オープン等の準備に携わっています。
これまでの仕事の中で強く思い出に残っているのは、トレーナーとして初めて経験したオープンの準備です。
開店3ヶ月前からスタッフを採用し、既存店で研修をしました。
1ヶ月前にようやく入店が許され現場で教育ができるのですが、
内装工事が終わったばかりの店内には商品も案内看板もなく、計画通りの研修ができません。
スタッフはそれぞれ個性も習熟度も違うので、思うように教育が進まず、気持ちだけが焦っていきました。
自分自身も新人スタッフも不安な中迎えたオープン初日、研修の成果を発揮し、笑顔でお客様と接するスタッフを見て、
心から嬉しかったことを覚えています。新店立ち上げはこれまでに8店舗を経験しました。
実践を積み、スタッフの個性に合わせた接し方、考え方が身に付いたおかげで仕事が面白くなり、自信も付きました。
より女性が働きやすい環境を実現私自身結婚と出産を経験し、息子が1人居ます。
子供が8ヶ月になった時に育休から復帰し、現在は時短勤務で産休前と変わらない仕事をしています。
子供の急な発熱などで保育園から連絡が入ることもしばしばありますが、その都度快くサポートをしてくれる上司や同僚には本当に感謝しています。
後輩が同じ立場に立った時には積極的にサポートし、女性が働きやすい職場環境を整えることにも力を注いでいきたいです。
杉山さんには3歳の息子さんが居ます。
彼女は毎朝6時に起きてお子さんの身支度を整え、保育園に送り届けてから出社するそうです。
杉山さん曰く、「1人のプライベートタイムは電車の中だけ」この言葉を聞いて驚きました。
しかし彼女が疲れていたり、不機嫌な態度をとる姿は見た事がありません。
インフォメーショントレーナーと言う大変な立場でありながら、
「仕事とプライベートはきっちり分けたい」と、話す杉山さんは同じ女性であるスタッフからの信頼も厚いです。
プライベートも仕事も完璧に両立出来る本当に凄い人だと思います。

利用者の声に耳を傾け、相手の立場に立った空間を創造
生の「声」を設計に落とし込むことで、より密度の高い提案に商業施設を中心に、店舗の内装デザイン・設計を担当しています。
クライアントと打合せを重ね、店舗のコンセプト、レイアウト、デザイン、素材だけでなく、運営方法にまで踏み込んだ提案をすることもあります。
当社は商業施設内で清掃・警備・レジ受託・販売受託など様々な業務を担っており、
私たちが設計した建物を「お客様目線」で見てもらうことができます。
竣工して引き渡したらおしまい、というケースが多い中、施設を利用した率直な感想をいただくことができるのは当社ならではの強みだと思います。
より大きな空間創造事業部の土台作りに参画していきたい個人経営の診療所が集まった「集合クリニックモール」のリニューアルを行った時のことです。
商業施設のように非日常を楽しむ場ではないので、院内感染を予防するレイアウト、バリアフリーに配慮しながら
心地よく落ち着いた空間デザインを心掛けました。
オープン後、これまで通りに来院されるお客様が「キレイになったね!」と
感嘆の声を上げていらっしゃるのを見て、特別な場所でなくとも人はこんなにも興味を示し、影響を受けるものだと実感しました。
新設事業部のため、「前例踏襲」という風土は一切なく、常に新規顧客の開拓を意識しながら仕事をしています。
今後は、グループ会社や他社との繋がりを強く持ち、新たなビジネスの基盤を構成していきたいと思います。
山口さんが常々大切にしていることは、「何事も五感で感じる」だそうです。
たとえばプライベートの時間でも「カッコいいデザインの壁紙だな」「この色合いは落ち着くな」等、
視界に入った情報に対し、遊びながらも仕事で使えるネタ探しをしているそうです。
山口さんの話を聞いて驚いたことがあります。
「ショッピングモールにコーヒーショップがあれば、周辺は香ばしい薫りで満たされる。図面を見た段階で、
“薫りに満たされた空間”を感じ、そこからイメージを膨らませたデザインを提案したい」と話していました。
図面を見ただけでそこまでイメージが膨らむなんて、凡人とは感性が違うな・・・と思いました。
常にアンテナを張っていると、そこから思いがけないアイディアが生まれ、仕事に活きてくることがあります。
あえて仕事とプライベートの線引きをしないというのもいいのかもしれないと思いました。

社内にある多様な資源を活用し、新規事業の立ち上げに挑戦
顧客のニーズを察知し、解決・提案へクライアントへの定期訪問と情報交換は欠かせません。
訪問することで見えてくる課題があり、解決に向けて提案をしていきます。
お客様と一緒に建物を守っていくんだという強い信念を持っているからこそ、相手の立場
で自社の事業ポテンシャルを活かすベストミックスを考えます。
クライアントの困りごとを解決し、商業施設を活性化させることができるのが「ソリューション営業」。
全国で事業展開している商業施設やスーパーですから、もしかしたら、他店での悩みはどこも同じかもしれません。
こういった事例をもとに提案することで、クライアントとの強固な信頼関係を築いていきたいと考えています。
常に新しいものに取り組む姿勢でビジネスの種を発掘新しいビルが建設される際に発生する、清掃・警備・設備管理などの業務を受注するための、ビルメンテナンス案件の営業活動を行っています。
竣工の約1年前に行われる入札に備え、図面を見ながら必要な作業人員を算出したり、
電気設備などに関しては、社内の専門部署にアドバイスを受けながら、頭の中で業務を組立て、積算、見積もりを作成します。
「想定外」は一切許されない職務のため、プレッシャーはありますが、新規顧客を獲得できた時には大きなやりがいを感じます。
設計や設備技術は日々進化しているため、常に新しい情報を収集する姿勢を大事にしています。
勝野さんはクライアントに対し「NO」と言いません。
新しい取組みや難しい提案が来た時にも、まず“どのようにやったら出来るか”を考え、
「YES」の答えが出るまで努力をする人です。
そして、笑顔がとっても素敵なザ・営業マンです。
また、勝野さんの上司によると、「彼は同僚も友人も大切にする人間だが、1番大切な人は奥さん」と話します。
いつも「嫁が」「嫁は」と語りながらお酒を飲むそうですよ(笑)
家庭を大切にする人だからいつも穏やかに笑顔で居られるんですね。