就活お役立ち
企業研究で忘れてはいけないこと
【就活のコツ】企業研究で絶対に外してはいけないポイント
こんにちは! SPARK新卒採用チームです。
皆さん、企業研究はしっかりやっていますか!?
企業研究は就活の基本です。「この会社に入りたい!」と思ったら、あらゆる角度からその会社を分析することを毎日の習慣にしましょう。
もちろんその会社(Company)のことだけでなく、競合企業(Competitor)や市場(Customer)研究も欠かせません(これを「3C分析」といいます)。
24時間、何をしているときもその会社のことを考え続け、何か疑問を感じたらすぐに調べる。
そういうことを習慣化して「気付いたら無意識のうちにやっていた」というレベルにまで到達すれば、理想の就職が現実のものとなる確率はグッとUPするでしょう。
とはいえ、企業研究には押さえるべき重要ポイントや、効率良く研究するためのコツがあるのも事実です。
今回はそういうポイントやコツについてお話ししたいと思います。
主観ルートと客観ルートの両面から攻める!
企業研究を進めるには、次の2つのルートがあります。
主観ルート
コーポレートサイトや企業ブログ・SNSなど、企業みずからが発信している情報源を網羅していきます。
このルートでは、下記のようなことを深掘りすることができます。
- その企業が自社をどう考えているか
- 自社を世間にどう評価してほしいか
- 自社の強みはどんな点にあると考えているか
- これからやっていきたい方向性や目標・ビジョン
<主観ルートの主たる情報源>
- コーポレートサイト
- 企業ブログ
- 代表者やキーマンの個人ブログ
- 「Facebook」「LinkedIn」などのSNS
- 採用サイトに掲載している採用ページ
- このほか、その企業が出稿している広告や商材パンフレットなどの情報
- もしあれば、社史や代表者の著書など(代表者の著書があった場合、絶対に読んでおくべき)
このうち、特に重要なのはコーポレートサイトの企業概要と代表者メッセージです。社風やビジョンなど、その企業の行動原理をある程度つかむことができます。
また、IR情報では直近の経営方針や財務状況などを知ることができます。
仮に「時間がなくてまともな企業研究ができない」というような状況になった場合、最低でもコーポレートサイトだけは徹底的に隅々まで読み込んでください。
このほかに、特に重要な情報源としては採用サイトが挙げられます。
採用サイトでは「企業が就活生に向けたダイレクトなメッセージ」が読めますし、先輩社員の1日の働き方やメッセージなどが掲載されていることもあります。
これは、会社の実態を把握する上で非常に役立つでしょう。
客観ルート
他者がその企業をどう見ているか、業界的にどんなポジションにいるのか、という客観視点から情報を調べていきます。
このルートでは、下記のような客観データを収集することができます。
- その企業が業界内でどのような評価をされているか
- 株価などの評価はどうなっているか
- 今後の業績がどうなっていくと予想されているか
- 従業員や関係者からはどのように見られているか
<客観ルートの主たる情報源>
- 上場企業の場合、「会社四季報」や「Yahoo!ファイナンス」などのチャート、企業ニュース
- 業界新聞や業界雑誌による評価
- 経済紙や一般紙、経済情報雑誌などの記事(過去記事をまとめ読みしたい場合は「日経テレコン」など)
- 帝国データバンクや東京商工リサーチなどの調査会社の資料
- ネット上の口コミ情報
ただし、客観評価には「よく知らないのに無責任な立場で発言している」「その企業の足を引っ張るために意図的に悪く書いている」「特定の上司への恨みなど、私情を交えて書いている」など、信頼性の低い情報も少なからず混じっています。
自分なりに信頼性が高いと思われる情報だけを、フィルタリングする必要があるでしょう。
ほかにもこのような企業研究の方法が!
- OB/OG訪問
- これは、最も直接的にその会社の雰囲気や社風を知るのに役立つ方法です。主観ルートと客観ルートの中間ぐらいに位置するのではないでしょうか。
ただし、OB/OGのポジションによっては、断片的な情報や偏った情報しか得られない場合もありますから、1人のOB/OGの情報を鵜呑みにするのはやめたほうがいいでしょう。
- 会社説明会などへの参加
- その会社と自分との相性などは、いくら間接的に情報を集めてもわかりません。
「百聞は一見に如かず」と言いますから、興味のある会社の説明会などには積極的に参加するべきです。
「初めは興味がない業界だったが、説明会で話を聞いて『運命的な出会い』を感じ、入社した」という先輩も少なくありません。そして、むしろそういう直感に従って会社を選んだ人のほうが、会社への満足度が高いという傾向もあるように感じます。
企業視点と自分視点を明確に区別する!
企業研究で明確にしなくてはいけないのは、「企業の立場になり、企業を理解する」という企業視点と、「自分の立場で企業を評価する」という自分視点の区別です。
どんなに業界内で高く評価され、モラルや企業文化が優れている会社であっても、自分にとってメリットや魅力のない会社に就職する意味はありません。
就職するのはあくまでも自分であり、最終的には他人の評価は関係ないのです。
例えば、「ビジネスモデルが高く評価され、業界内でも世間からも熱い注目を集めている」会社であっても、その会社が提供しているサービスや製品に、自分が魅力を感じなかったとしたらどうでしょうか?
採用されても、仕事にやりがいや生きがいを感じられないかもしれません。
また、どんなにすばらしい会社でも、自分が就職して活躍する場を与えられなくては意味がありません。
入社後の昇進基準や「若手社員にどのくらいのチャンスが与えられるか」などについて調べておくことも「自分視点」からの重要な評価ポイントです。
企業研究で絶対に忘れてはいけないことは、「学校に提出するレポートではない」ということです。
誰かに「よく研究しました」と褒められ、いい点をもらうためにやるわけではありません。
「自分が入社する会社を選ぶ」ために行う、自分が主役の研究であるという想いを強く持ちましょう。
また、企業研究の出来の良し悪しは、面接時にはっきりとわかります。
「おっ、この人は企業研究を十分やっているな!」「この学生は企業研究をおざなりにしているな」といった違いは、面接官にすぐ見抜かれてしまうからです。
企業研究をしっかりやっている人は、逆質問の際にも鋭い質問を投げかけられ、面接官をいい意味でうならせることができるでしょう。それが採用の決め手になるよう、全力投球で企業研究に取り組んでください。
SPARK新卒採用チーム
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