にいがたで働こう+(プラス) presents
8/31~9/1短期滞在型インターンシップ「新潟体験・夏」実施レポート!

このたび8/31~9/1の2日間に渡って、「にいがたで働こう+(新潟市若者UIJターン促進事業)」による短期滞在型インターンシッププログラムが行われました。
このプログラムは、新潟出身や地方就職に興味のある首都圏の大学生を対象に、新潟市の風土・人・暮らし、そして企業の魅力について体感してもらう、一泊二日の滞在型イベントです。全員が2社の企業を訪問して、最後にはにいがたで働く魅力をポスター発表するハードな2日間。その様子をレポートでお届けします!

新潟駅に集合!

時間前に東京駅に集合している学生たちの様子

当日、学生たちは新潟駅に集合。参加者は16名。その内訳はこんな感じでした。

大学三年生が多く、新潟出身者も4割近く参加してくれました。

さて、駅に着いた一行は、お昼時なので早速腹ごしらえに向かいます。
向かう先は「ピアbandai」。新潟港に隣接した市場で、新潟のおいしいものが集まる場所です。

海産物をはじめ、様々なおいしいものが食べられる「ピアbandai」で、学生は思い思いに昼食を採ります。一番人気があったのはお寿司屋さん「弁慶」。佐渡島の新鮮なネタが売りの名店です。

この新鮮なお寿司がたまりません。ウニとか最高です。満腹。

腹ごしらえが済んだらいよいよイベントのオープニングです。会場の朱鷺メッセに移動します。

主催者挨拶は新潟市経済部雇用政策課 課長 山本様より。

そして、最初に基調講演を行いました。
お話しいただいたのは「新潟今昔写真プロジェクト」代表の富山聡仁様。

「新潟今昔写真プロジェクト」は、新潟出身者が地域起こしの取り組みとして始めたもので、古い新潟市の写真と、全く同じ場所で採った最新の写真、この二つをアプリで比べて閲覧出来るようにするもの。古写真の収集や街の撮り歩きイベントなど精力的に活動されています。新潟の今と昔をつなぐ新しい取り組みとして注目を集めています。
(詳しくはWebサイトで http://neppu.jp/niigata-konjaku/

実際に昔と今の新潟の風景を比べて解説もしていただきました。

基調講演のあとは、企業訪問と発表まとめに備えて、取材計画を立てていきます。
この「短期滞在型インターンシップ」は、企業に訪問して色々お話を伺い職場を見せていただいた上で、その企業の魅力や、そこで働く人と生活の魅力をまとめて発表します。そのアウトプットを2日間で作るため、グループワークでしっかり計画を立てていきます。

取材計画を立てたあとは、いよいよ企業へ訪問していきます。迎えに来ていただいた企業の担当者様と一緒に、四チームに分かれて出発です。

この先は、チームごとに分かれて伺った企業の様子を写真で追いかけていきます。

<企業見学>たかだ様

新潟を代表する建材大手の(株)たかださん。今回は新潟市内のリノベーションの様子を見学させていただきました。

拝見するのはベッドタウン・青山にあるマンション物件

配線むき出しの室内を興味津々で見る一同。

用意された建材と設計図。この状態からではどんな仕上がりか想像も出来ません

見学のあとは近くのフードコートで、先輩社員のお話を伺います。
たかださんは新潟市内の中心部再開発・リノベーションを通して、地域の活性化に取り組んでおられるとのことでした。また、新入社員のフォロー体制がしっかり出来ているので、入社した学生の離職率も極めて低いとのこと。仕事のやりがいやプライベートとのバランスについても詳しくお話を伺えました。

<企業見学>コメリ様

日本全国にホームセンターを展開するコメリ様。今回は、コメリの中でも最大規模のホームセンター「コメリパワー河渡店」を見学させていただきました。

とにかく広い!生活雑貨から建築資材まで、ものすごい数の商品が陳列されています。

お話を伺ったのは河渡店の店長さん

地方のお客さんのニーズに応えるお店づくり。フリーザーも大きな魚が丸ごと入るプロ仕様。

建材も様々なサイズを取り置き可能。個人の職人さんでも大手と変わらない価格で建材を仕入れられるのが自慢。

店内を見学したあとは、先輩社員に色々質問に答えていただきました。

最後に全員で集合写真パチリ。
コメリさんは農業や建築建設などを日本全国で支援したいと考えてお店を展開しています。お客様の声を活かした商品の開発や、プロに安心して買ってもらえる在庫陳列の方法など、創意工夫がたくさん感じられるお店でした。

<企業見学>シアンス様

シアンスさんは新潟市の中心部、万代橋のたもとにあるIT企業です。今回は社長をはじめ、先輩社員の皆様から様々なお話を伺いました。

会社から見える窓の外には日本一の大河・信濃川と新潟市のシンボル・万代橋。

最初に野口社長から、IT企業と働き方改革についてレクチャーいただきました。

座談会では先輩社員にお話を伺いました。地元出身で入社した方やUターンIターンの方など様々な方がいらっしゃいました。

先輩社員から、システム開発などのレクチャーをいただきました。ぱっと見難しそうに見えるIT業界ですが、シアンスさんでは未経験の文系出身者でも積極的に受け入れているそうです。また、ワークライフバランスや生産性を高めた働き方の実現に取り組んでおられていると伺いました。

<企業見学>三幸製菓様

三幸製菓さんは、米どころ新潟を代表する米菓の会社です。「雪の宿」「丸大豆せんべい」「チーズアーモンド」など、様々なお菓子を製造してます。今回は製造工場を見学させていただきました。

三幸製菓さんの製造工場。よく見ると壁が「雪の宿」模様です。

「雪の宿」イメージキャラクタのホワミルさんがお出迎え。かわいい。

様々な製品パッケージを展示。三幸製菓さんの強みは、様々なバリエーションの企画商品ラインナップ。製品開発と製造技術、両方が揃っているから出来ることですね。

最後に工場見学姿でホワミルさんと写真撮影。
食の安心安全のため、工場内は写真撮影NGです。残念。ですが、厳しく管理された製造工程があるから、おいしいお煎餅を安心して食べることが出来るのです。

<企業見学>タカヨシ様

タカヨシさんは、新潟を代表する印刷会社です。単なる印刷にとどまらず、PR広報全般を提案する広告会社としても活躍されています。

タカヨシさんでは工場内を見学させていただくほか、アイトラッキング技術やキャラクタビジネスについても伺いました。

印刷工場では高品位の高速印刷が可能なUVオフセット印刷について見せていただきました。

また、現在商品化を進めているのが人間の視線を記録する「アイトラッキング」技術による分析提案。広告物の効果測定を行いマーケティングに活用できます。

最後にタカヨシさん制作のゆるキャラ「レルヒさん」と記念写真。
高い印刷技術に裏打ちされた様々なPR・広報手法がタカヨシさんの強み。モノでは無くコトを売る会社、という社風も伝わったようです。

<企業見学>イエスト様

イエストさんは、新潟市西蒲区にある自動車総合サービスの会社さんです。地域に超密着でサービスを提供していることが特徴。自動車にまつわる様々なサービスを一回りで見せていただきました。

イメージカラーの緑が鮮やかな本社からお伺いします。

まず最初に社員の皆さんと一緒にラジオ体操&朝礼。菅井社長も全力で体操しておられました。

最初に菅井社長から会社理念やビジネスについてレクチャーいただきました。

カーショップイエスト。タイヤやオーディオなどパーツ・小物類が充実。

こちらはイエストサービス。車検・点検・オイル交換から整備まで、安全安心のためにしっかりメンテします。

先輩社員の皆さんとランチをしながら座談会。イエストさんは、ガソリン給油や洗車、整備、タイヤ預かりや保険、さらには整備施設のレンタルまで、とにかく車のことならワンストップで対応できるサービスが魅力。地元西蒲区の皆さんと密着して成長してきた企業ならではの哲学を感じました。

<企業見学>はあとふるあたご様

はあとふるあたごさんは、新潟県内16カ所に拠点を展開する、高齢者福祉サービスの企業です。アルビレックス新潟の母体であるNSGグループの一社で、訪問介護・グループホーム・デイサービス・居宅介護など様々な福祉サービスを提供しています。今回は、地域密着の総合サービス「小規模多機能ホーム」にお伺いしました。

若い大学生には高齢者福祉は全くの未知の領域。車いすにも興味津々です。

レッドコードを使ったリハビリに参加してみました。意外と大変かも?

居室や浴室も拝見しました。どこも、安全と清潔をきちんと保っていて、職員の方の心配りが感じられます。はあとふるあたごさんは、営利企業として「サービス」を提供している企業だからこそ、おもてなしの心を持って高齢者介護に当たっているのが分かりました。

<企業見学>ジェイエスエス様

ジェイエスエスさんは、新潟市の中心部に拠点を構えるIT企業です。はあとふるあたごさんと同じくNSGグループの一社で、グループ向けのIT支援をコアとして、学校向け学生管理アプリや受付システムなどの社製品開発や、パッケージ製品の導入支援を行っています。

学生たちをロボットのPepperがお出迎え。

秋田社長から、ビジネスモデルや商流についてレクチャーをいただきました。

開発セクションの様子も見学させていただきました。画面が映ってしまうと機密的にNGなのでこんな構図です。

スマートフォン用学生証アプリの体験。このアプリはジェイエスエスさんが自社開発されたモノです。

登録した写真が管理画面に登場。学籍情報や講義の登録なども出来るとか。

座談会では大勢の先輩社員から仕事だけで無く新潟での暮らしについても色々伺いました。

最後にみんな笑顔で集合写真!

まとめ編

職場見学から戻った学生たちは、獲得した様々な情報を元に発表資料のまとめにかかります。まとめ時間は3時間弱。急ピッチながらもしっかりと情報を整理して、発表を組み立てていきます。

いよいよ各チームの発表!

1社ごとに企業の魅力をプレゼンしていきます。

発表は企業のご担当者様の前で行うので緊張します。

企業の方からは、発表内容についてフィードバックのコメントもいただきます。

2日間の体験をギューッと圧縮してしっかりまとめることが出来ました。

最後に、学生たちと、受け入れていただいた企業さん、主催の新潟市の皆さんが集まって集合写真を一枚。みんな達成感を感じてくれたのではないでしょうか。

各チームの作成した発表ポスター(クリックすると拡大できます)

本インターンシップを終えて

今回参加してくれた学生はほとんどが三年生で、これから始まる就活のきっかけ作りや参考として、色々な体験を出来たようです。
学生に答えたもらったアンケートの回答ではこんなものがありました。

  • 自分の興味がある企業はもちろん、興味がないところも企業訪問することができて、自分のあったイメージが変わりました。今後の就職活動に良い影響となりました。また、他大学との交流もできたので非常に満足しています。
  • 自分があまり興味を持っていなかった企業に訪問したが、色々と知ることができ、逆に興味をもつきっかけとなった。こういった色々な企業との関わりを持てる場は自分の視野を広げる機会となるので今後も参加をしていきたいと考えた。
  • 今回初めての参加でしたが、とても楽しくインターンシップに参加出来ました。新潟に限らず、地方で働くメリット、都心にはない強みをいろいろ見つける事が出来て良い経験になりました。自分達で、新潟で働く良さを引き出してまとめるといったグループワークでしたので、深く考えながら行動する事が出来ました。

日本には、そしてもちろん新潟には、学生の皆さんがまだ知らない面白い企業がたくさんあります。こういった企業の魅力は、実際に行って話しを聞いてみないと知ることが出来ません。
このインターンシップを通じて、新潟で働くこと、暮らすことの良さ、そしてこれまで知らなかった魅力的な企業を少しでも体感いただけたなら何よりです。今年度は年明けの2018年2月に、引き続き「新潟体験・春」を開催予定です。興味を持った方はぜひご参加下さい。

イベントの詳細は
こちら

ページの先頭へ