にいがたで働こう＋（プラス） presents
2/15～2/16短期滞在型インターンシップ「新潟体験・春」実施レポート！
このたび2/15～2/16の2日間に渡って、「にいがたで働こう＋（新潟市若者UIJターン促進事業）」による短期滞在型インターンシッププログラムが行われました。
このプログラムは、新潟出身や地方就職に興味のある首都圏の大学生を対象に、新潟市の風土・人・暮らし、そして企業の魅力について体感してもらう、一泊二日の滞在型イベントです。全員が2社の企業を訪問して、最後にはにいがたで働く魅力をポスター発表するハードな2日間。その様子をレポートでお届けします！
新潟駅に集合！
当日、学生たちは東京駅から新潟へ。参加者は11名。その内訳はこんな感じでした。
バスに乗り込む一行
大学2年生が一番多く、次いで3年生、1年生も1名参加してくれました。
さて、駅に着いた一行は、お昼時なので早速腹ごしらえに向かいます。
向かう先は「ピアbandai」。新潟港に隣接した市場で、新潟のおいしいものが集まる場所です。海産物をはじめ、様々なおいしいものが食べられる「ピアbandai」で、学生は思い思いに昼食を採ります。ピアbandaiには新潟漁協のお店もあり皆で食事を楽しみました。
腹ごしらえが済んだらいよいよイベントのオープニングです。会場の朱鷺メッセに移動します。
主催者挨拶は新潟市経済部雇用政策課 課長 山本様より。
早速企業訪問と発表まとめに備えて、取材計画を立てていきます。
この「短期滞在型インターンシップ」は、企業に訪問して色々お話を伺い職場を見せていただいた上で、その企業の魅力や、そこで働く人と生活の魅力をまとめて発表します。そのアウトプットを2日間で作るため、グループワークでしっかり計画を立てていきます。
取材計画を立てたあとは、いよいよ企業へ訪問していきます。迎えに来ていただいた企業の担当者様と一緒に、四チームに分かれて出発です。
学生達を迎えに来ていただいた企業の皆様
三幸製菓株式会社様
富士ゼロックス新潟株式会社様
新潟トヨタ自動車株式会社様
藤田金屬株式会社様
この先は、チームごとに分かれて伺った企業の様子を写真で追いかけていきます。
◆富士ゼロックス新潟様
世界的なドキュメントカンパニーである富士ゼロックス、その新潟エリア販社である富士ゼロックス新潟さんに伺いました。『ソリューション営業』について教えていただき、先輩社員の方にお話を伺いました。
まずは富士ゼロックス新潟さんの概要と、ソリューション営業についてお話を伺います。
担当いただいたのはマーケットサポート部人事総務グループ 神丸様
富士ゼロックスさんは、今年米ゼロックスと統合して世界最大の事務機器メーカーになります。その歴史や進化についてご説明いただきました。
次にご登場いただいたのは先輩社員の方 新潟ソリューション営業二課 岡さん
先輩社員から新潟で働く実感やソリューション営業のやりがいを伺いました。
さらに、富士ゼロックス新潟創業当初からの社員の方にもお話を伺うなど、「社員の働きやすさ」「会社の理念」「ダイバシティへの取り組み」などについても伺いました。
富士ゼロックスさんの強みは「地域密着」と「グローバルなソリューション」を兼ね備えていること。営業職としても楽しさも伝えていただきました。
◆新潟トヨタ自動車様
新潟県内でもトップクラスの自動車ディーラー、新潟トヨタ自動車様。今回は、ビジネスモデルの説明と見積体験、そしてトヨタ店レクサス店の店内見学をさせて頂きました。
お客様との関係を大事にするビジネスについて説明頂きました。
そして見積体験。実際の販売用システムを使って体験します。
トヨタ店の見学。学生の皆は自動車ディーラーの内側を見せて頂くのは初めてかも知れませんね。
そしてレクサス店の見学。ラグジュアリーな高級車がいっぱい。
なかなか学生では見ることがない、自動車業界の内側を見せて頂きましてありがとうございました。
◆藤田金屬様
藤田金屬様は、新潟市のお隣、燕市にルーツを持つ鉄の総合商社。なんと創業明治25年なので125年の歴史を持っています。鋼材の卸としてだけでなく、製品加工や建材取扱、建設機材のレンタルなどもやっておられます。訪問では、会社説明のあと実際に使われた図面を使った提案営業の体験、そして先輩社員へのインタビューを行いました。
会社説明では経営計画など踏み込んだ内容もお話しいただきました。
実際に使われた図面を用いた営業体験。社員さんも一緒になって取り組みました。
社員さんへのインタビューでは仕事のやりがいやキャリアパスなど様々なことを伺いました。おやつには新潟名物笹団子も頂きました。ありがとうございました。
◆コメリ様
日本全国にホームセンターを展開するコメリ様。今回は、コメリの中でも最大規模のホームセンター「コメリパワー河渡店」を見学させていただきました。
とにかく広い店内。コメリさんは農業や建設関連など、都市部よりも地方のニーズを重視しています。
店内を見学したあとは、先輩社員に色々質問に答えていただきました。
コメリさんは商品開発や配送サービスなど、お客様のニーズにとことんこだわったお店づくりをしているのがよく分かりました。普段絶対に見れないお店の裏側を見せて頂きありがとうございました。
◆神山物産様
神山物産さんは砂糖や小麦など食品原料を扱う商社です。今回は試作試験室や倉庫など見学させていただいた後、若手社員の方にお話を伺いました。
神山物産さんは新潟県を代表する食品原材料の商社。砂糖の供給量では県内一で、でんぷん、食用油、小麦粉、大豆など食品加工原料や、業務用冷凍食品・乾物（新潟特産の車麩など）を取り扱っています。創業は明治24年。127年の歴史を持つ老舗です。
社内見学では試作試験室や物流倉庫を見学させていただきました。管理のしっかりとした倉庫システムは食の安心安全を守る姿勢が感じられます。
座談会では商社としての新しい取り組みや働きがい、福利厚生を通した社員の働きやすい環境作りなどお話を伺いました。「スーパーの棚一つが全部神山物産の取扱商品だったのを見たときに感動した」というお話しは食品商社らしいやりがいだと感じられました。
◆タカヨシ様
タカヨシさんは、新潟を代表する印刷会社です。単なる印刷にとどまらず、PR広報全般を提案する広告会社としても活躍されています。
三名の学生が伺いました。ご案内いただいたのは人事ご担当の武田様。
タカヨシさんが得意とされるのはエンボスやフィルム加工などの特殊な印刷。付加価値の高い印刷物でお客様のプロモーションを支えます。後ろに見えるのはゆるきゃら「レルヒさん」新潟県の観光PRキャラクターで、タカヨシさんが企画されています。
タカヨシさんの得意なアイテムその２：ラベル印刷 これまで作ってきた様々なラベルがずらり
こちらはオフィスでデザイン工程などの様子を拝見。PR企画の初期段階から納品アイテム・印刷物の制作まで自社で手がけられるのが強み
このあと工場見学に続いて、社員さんとの座談会で様々なお話を伺いました。
モノを納める印刷会社ではなく、コトを提供するサービス企業としての取り組みが学生達にもしっかり伝わったのではないでしょうか。
◆まとめ編
職場見学から戻った学生たちは、獲得した様々な情報を元に発表資料のまとめにかかります。まとめ時間は3時間弱。急ピッチながらもしっかりと情報を整理して、発表を組み立てていきます。
いよいよ各チームの発表！
1社ごとに企業の魅力をプレゼンしていきます。発表は企業のご担当者様の前で行うので緊張します。
企業の方からは、発表内容についてフィードバックのコメントもいただきます。
2日間の体験をギューッと圧縮してしっかりまとめることが出来ました。
各チームの作成した発表ポスター（クリックすると拡大できます）
本インターンシップを終えて
今回参加してくれた学生は、就活が気になっている2年生1年生と、本格的に就活をスタートする3年生でした。2日間で企業の研究をして発表するプログラムはなかなか手応えがあったと思いますが、企業の魅力を掘り下げたり、新潟の魅力に触れるいい経験になったのではないでしょうか。
学生に答えたもらったアンケートから一部感想を紹介します。
- 「今回参加して初めて、企業の具体的な取り組みやどのような目的を持って仕事しているのかを詳しく知ることが出来た。自身の身の回りにも企業の取り組みがあふれていると感じることが出来た。」
- 「人がとてもあたたかく、外部から来た学生へも親切に接してくださるなと感じました。新潟市は企業と地域のつながりも深く、さらに魅力的だなというイメージが強まりました。」
- 「タイトなスケジュールではありましたが、堅くなく、楽しく企業さんに触れることが出来ました。ありがとうございました。」
日本には、そしてもちろん新潟には、学生の皆さんがまだ知らない面白い企業がたくさんあります。こういった企業の魅力は、実際に行って話しを聞いてみないと知ることが出来ません。
このインターンシップを通じて、新潟で働くこと、暮らすことの良さ、そしてこれまで知らなかった魅力的な企業を少しでも体感いただけたなら何よりです。そして新潟で就職するきっかけにしてもらえたらなおさら嬉しいですね。
